BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)
BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのソリューションであり、また、それにより変化する建築の新しいワークフローです。
「いつ・なにを・どこまで」最初にモデリングをおこなう際に共通の判断基準を決める必要があります。企画設計、基本設計、実施設計の段階で建築要素をどこまでモデリングするかを決めておくのがLODです。BIM LABOは決定したLOD標準を「要素ごとのLOD」という表にまとめてプロジェクトで利用します。
デザインフェーズ | ビルディングインフォメーションモデル |
企画段階(LOD 100) | 既存の条件モデル |
現場分析 | |
空間計画 | |
设计创作 - 容積モデル | |
分区and方針 | |
基本設計(LOD 200) | 设计创作 - 容積モデル |
持続可能性(LEED)評価 | |
程序设计 | |
阶段计划 | |
予備費用見積もり(平方英尺) | |
デザインレビュー | |
予備3Dコーディネーション | |
実施設計(LOD 300) | 设计创作- モデル |
持続可能性(LEED)分析 | |
詳細なエネルギー分析 | |
システム原価見積 | |
3Dコーディネーションレポート | |
プログラムの検証 | |
施工段階(LOD 400) | 设计创作- 最終モデル |
3Dコーディネーション検証 | |
コスト見積もり | |
可持续性(LEED)レポート | |
建設サービス(LOD 500) | 建設システム設計 |
阶段计划 | |
デジタル製作 | |
モデリング | |
資産運用管理 |
基準があいまいな状態でプロジェクトを進めると結局儲からなかったということになります。そうならないために…
各設計フェーズでどこまでBIMモデルを作りこむかの検討が必要です。企画設計、基本設計、実施設計各段階の図面だけを目標にすると「どこまでモデリングするか」という設計者が抱える難問に答えることはできません。そこでBIM LABOはLOD(Level Of Development 設計のレベル)という考え方で、どこまでのモデリングをおこなうかを明確にして進めることを提案しています。
企画設計フェーズのBIM
BIMを使って企画設計モデルを複数作ります。この企画設計モデルのイメージは図のようなホワイトボリュームモデルです。天井から上の階までの床までを一つの床スラブとしてシンプルにモデリングする。階段などは、そこにあることがわかれば、空中に浮かんでいてもいい。このようなモデルなら1日で作成できます。
基本設計フェーズのBIM
クライアントと設計者の合意が目的なので、基本設計モデルは、意匠・構造・設備の全体的な設計の方向性が決まっていないといけません。この建物は実際に建てることが可能です、これで合意して次の段階に進みましょう、というのが基本設計モデルです。一つの床としてモデリングされていた床と天井も、梁が作られその位置が分かり、建物全体のデザインの方向性や材質も、モデルを見るだけでわかります。
実施設計フェーズのBIM
デザインや施工について専門的な検討を行い、より詳細な設計とするのが実施設計です。大事なのはここで出来上がった設計図書一式は工事請負契約書の一部として扱われるということ、つまりこの段階で設計が施工と結びつくことになります。建築確認申請をはじめとする法的手続きもこの段階の設計でおこなわれます。実施設計モデルは規模によりますが意匠・構造・設備の3つの詳細な設計モデルに分けられ、それぞれのモデルの間でぶつかったり、矛盾があったりしないかチェックできるのが理想です。
弊社現状LOD表現については100~400までやっております。色々弊社も頑張っておりますが、お客様と一緒に新たな時代を迎えるように、ぜひ皆様の力が必要となります。何時でもお気軽くご相談くださいますようお願いします。